LIBOR(ライボー)とはLondon Interbank Offered Rateの略で、
インターコンチネンタル取引所(ICE)が計算して公表するロンドン市場での銀行間取引金利の事です。
別名、ライボー・レートとも言います。
対象通貨は米ドル、ユーロ、日本円、英ポンド、スイスフラン。
翌日物から12カ月物など様々な期間ごとの対銀行貸出金利(平均値)が公表されています。
LIBORはユーロ市場などにおける国際金融取引の基準となる金利で、満期の長さによって異なります。
英国銀行協会が取りまとめています。
国際的な融資契約の際、金利はLIBORに何パーセント上乗せ(プレミアム)するかで決定されることが多く、市場金利の指標になっています。
銀行にとってLIBORは資金調達コストであり、上乗せ金利が利ざやになります。
バブル崩壊後の日本の金融システム不安から、邦銀が国際金融市場で調達する際の上乗せ金利が異常に高くなったが、これはジャパン・プレミアムといわれました。
再確認として、LIBORとは、英国の国際的な金融市場(ロンドン市場)で行われている、銀行どうしの資金取引における平均貸出金利です。英国銀行協会が集計して公表しています。
LIBORは、デリバティブ取引の基準金利として、頻繁に使われています。
デリバティブ取引とは、金融機関などがリスクを低下させたり高収益を追求する為に新しく考案された取引手法で、金利スワップなどがあります。