大数の法則とは

nullコインを2回投げても表と裏が1回ずつ出るとは限らないが、コインを1,000回投げれば表と裏がおよそ500回ずつ出るというように、回数を増やしていくと確率どおりに出来事が起きるという法則のこと。また、それを数学的に理論化したものです。例えば、さいころを何回も振ると6の目の出る割合が六分の1に近づくという類です。
銀行は、各預金者がいつ預金を引き出すかを予測することはできませんが、100万人の預金者のうちで今月預金を引き出す人の数はおおよそ予測ができます。
したがって、預金を引き出さないと予測される人数分だけの預金は、貸出しに用いることができるわけです。
大数の法則を使わないと、預金者がいつ引き出しにくるかもしれないということになり、銀行は預かった預金を貸出しに用いることができず、利益を上げることができなくなってしまうでしょう。