商品ファンドとは

null商品ファンドは、投資家から集めた資金を貴金属や農産物、原油などの商品先物や通貨、金利、債券などの金融先物などの幅広い商品に分散運用し、その収益を投資家に分配する実績配当型の金融商品です。いわゆる、(モノ)の投資信託です。
〔商品ファンド〕は、監督官庁が経済産業省と農林水産省、金融庁の共管になっています。その取扱いは、商品ファンド法に基づく(商品投資販売業)の許可を受けたリース会社や商社、商品取引会社が販売しているほか、証券会社や銀行でも可能です。
商品ファンドの種類として、
元本確保型=満期償還時に元本確保されるように工夫されたファンドです。
一部元本確保型=満期償還時に確保される資金を全体の一定割合として、少しでも多くの資金を積極運用にあてられるようにしたファンドです。
積極運用型=元本確保のために必要な資金の制約や費用、リスク回避のためのコストを無くし、先物取引等に積極投資するファンドです。先物取引の高い運用効率がこの積極運用型に一番反映されます。この積極運用型ではもちろん高い収益を挙げられる反面、大きな損失を出す可能性も十分考えられますので、運用業者には細心のリスク管理能力が要求されます。
(商品ファンドの設定形態)
日本で販売される商品ファンドには、
匿名組合型、信託型、リミテッド・パートナーシップ型の3つの設定形態がありますが、
その大半は匿名組合型となっています。